漢方内科
漢方内科の特徴
漢方医学では、患者さんの症状を緩和することを第一の目的とします。西洋医学とは異なる診断システムを持っていますので、西洋医学的に原因不明の疾患に対しても、治療が可能です。体調に関して日頃お悩みの方は、漢方外来の受診をお勧めします。
当診療所の漢方内科では、総合病院との連携を生かし、東西医学の融合を基調とした漢方治療を提供することを目指しています。
漢方内科の診療方針
- 現代西洋医学的な病態把握を重視します。
必要に応じて各種検査を実施し、西洋医学の各診療科と連携します。たとえば、不妊治療では産婦人科と連携し、リウマチ治療では内科や整形外科と連携を図ります。 - 漢方医学な病態把握では、伝統を重視します。
漢方医学独自の診断・病態評価を行い、適切な漢方薬を処方することにより、患者さんそれぞれに最適な治療、より良い治療を提供します。 - バランスの良い治療を目指します。
漢方治療だけにこだわることなく、病状によっては西洋医学の治療を優先する場合や、西洋・東洋の治療を併用する場合があります。
漢方内科の適応
1.主な症候
- 通常の薬物治療でコントロールできない症候;頭痛、腰痛、しびれや冷えなど
- 西洋医学的に難治とされる症候:皮膚の掻痒や乾燥、めまい、耳鳴り、胸のつかえ、のどの違和感、動悸、慢性の下痢、便秘、腹痛など
- 女性特有の症候:月経不順、月経困難、更年期障害、帯下の増加など
- 体質的な症候:冷え性、風邪を引きやすい、肩こりがひどい、体が重いなど
2.主な疾患
- 片頭痛、リウマチによる痛み、関節症、線維筋痛症、腹痛症など
- 花粉症、アトピー性皮膚炎、全身性エリテマトーデス、慢性関節リウマチなど
- 月経前症候群、不妊症、反復性腟炎など
- 慢性胃炎、慢性咳嗽、過敏性腸症候群、慢性副鼻腔炎など
- 原因不明の浮腫、痺れ、不眠症、慢性疲労、不明熱、めまい、耳鳴りなど
- 動悸、パニック障害、うつなど
- 風邪を引きやすい、小児喘息などの体質改善希望
- 癌に対する補助療法希望
漢方内科初診の方へ
- 初診、再診とも完全予約制です。診療所へのお電話で予約を承ります。1日の予約数には限りがありますので、ご了承ください。
- これまでの病歴や治療歴が正確にわかるよう、なるべく紹介状をご持参いただいております。歯科医院、鍼灸院、整骨院、中医薬局などからの紹介状でも問題ありません。
- お悩みの症状に対して、これまでに診断を受けたことがない方は、漢方内科を受診する前に、内科、婦人科、整形外科などの診察や検査をお勧めすることがあります。
- 原則として保険診療をいたしますが、保険収載されていない漢方薬を処方する際には、実費負担となります。
- 以下の問診票をダウンロードして、ご記入の上、持参してください。